経験のための戦い

情報の生態学から情報の社会哲学へ

経験のための戦い
著者 E. リード
菅野 盾樹
ジャンル 心理学・認知科学・臨床 > 教養・読みもの
出版年月日 2010/03/31
ISBN 9784788511910
判型・ページ数 4-6・274ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり

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今や我々はメディアの発達のおかげで,直接経験なしにも生きることができる。しかし幸せに生きるには経験は欠かせない。経験の重要性とその復権を熱くかつ説得的に訴える,『アフォーダンスの心理学』で知られる生態心理学者・哲学者リードの遺著。
経験のための戦い 目次
序章 経験のための抗弁
第1章 あなたはこれまで経験を経験したことがあるか
――哲学は実在世界に直面する
現実世界から遊離した哲学者たち/経験を救うためのプラグマティックな試み
第2章 経験の哲学を探究する
デューイの自由の哲学/人間性とその鏡/進歩への展望
第3章 不確実性の恐怖と経験からの逃走
邪悪な霊/心の機械加工/現実の脅威
第4章 現代の職場における経験の衰退
お神籤入りクッキー工場にて/引き裂かれた生活、断片化された労働/
労働の機械化
第5章 経験を共有する
世界に触れつづけること/世界に門戸を開くこと/ポスト・モダニストはなぜ寝そべってテレビ視聴に耽るのか
第6章 経験と生活への愛
行いはどうして行われるのか/エロティックな経験/経験を育むこと/すべての経験は同等につくられるのか?
第7章 経験と希望の誕生
取引という経験/〈ほんもの〉を超えて/経験の成長/経験を評価すること、民主主義を評価すること/希望
終章  経験のための戦い
解説をかねた訳者あとがき
文献案内
索引
装幀 桂川 潤
THE NECESSITY OF EXPERIENCE Yale University Press,1996

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