後知恵

過去を振り返ることの希望と危うさ

後知恵
著者 M. フリーマン
鈴木 聡志
ジャンル 心理学・認知科学・臨床 > 教養・読みもの
出版年月日 2014/01/20
ISBN 9784788513686
判型・ページ数 4-6・296ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり

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なぜあんなことを言ってしまったのか? どうしてそのことに気づかなかったのか? 後知恵によって過去の経験を物語ることで,見えなかった意味が姿を現す。「後知恵」は過去から未来を見通すレンズであり,そこから希望と道徳が生まれる。
後知恵――目次

日本語版へのまえがき
謝辞

序 後知恵の力
本書の概要

一章 後知恵、ナラティヴ、道徳生活
過去を振り返ること
事実の後
後知恵の誕生

二章 ナラティヴな想像力
終わりの始まり
ポイエーシス
神話と記念碑
存在と不在
運命と恐怖
後知恵と洞察

三章 道徳的な遅れ
振り返ることの危険性
殺菌された物語
ナラティヴの落とし穴
私たちの状況
信仰と未来

四章 ナラティヴな無意識
「記憶」
第一オーダーの記憶と第二オーダーの記憶
後知恵と歴史
深いアイデンティティ

五章 ナラティヴ早期終結
過去の重荷
袋小路
神秘化と脱神秘化
早期終結を越えて
ナラティヴな力とナラティヴな自由
無意識の諸相

六章 物語の真実
回顧録は必ず嘘をつくか?
個人の過去を思い出すことと書くこと
「大きな物語」
ナラティヴ以前の人生?
リアルなものを再生すること、真実を再考すること

七章 善き人生
真実と善
記憶の専制
間違っていることの重要性
ナラティヴ統合
死、距離、発達
善の方向へ

コーダ 後知恵とその彼方

訳者解説
文 献
文献ノート
事項索引
人名索引

  装幀=難波園子

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