近刊

人間科学におけるエヴィデンスとは何か

現象学と実践をつなぐ

人間科学におけるエヴィデンスとは何か
著者 小林 隆児 編著
西 研 編著
竹田 青嗣
山竹 伸二
鯨岡 峻
ジャンル 哲学・思想
出版年月日 2015/09/28
ISBN 9784788514492
判型・ページ数 4-6・300ページ
定価 本体3,400円+税
在庫 在庫あり

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「人を支援する実践」を支えるための質的研究とは? 自他の心に気づき,言葉にし,それを共有すること-保育・看護・医療・教育・心理臨床などの営みの質の向上を目指し,現象学の原理をもとに,理論と実践それぞれの立場から明快に提示する。
人間科学におけるエヴィデンスとは何か――目次

プロローグ 西 研

第1章 人文科学の本質学的展開 竹田青嗣
 第1節 人文科学の危機
 第2節 認識問題の解明と本質学
 第3節 本質観取とは何か
 第4節 本質学と解釈学
 第5節 近代社会の理念的本質について
 第6節 実践領域への現象学的適用

第2章 質的研究における現象学の可能性 山竹伸二
 はじめに 自然科学に人間の解明はできるか?
 第1節 質的研究の理論と問題点
 第2節 質的研究としての現象学
 第3節 人間科学と現象学的方法

第3章 人間科学と本質観取 西 研
 はじめに ・現象学的な・人間科学とは?
 第1節 フッサールの構想─反省的エヴィデンスと本質について
 第2節 本質観取をどう行うか─なつかしさの本質を実例として
 第3節 本質観取と人間科学

第4章 「接面」からみた人間諸科学 鯨岡 峻
 第1節 「接面」という概念に行き着くまで
 第2節 接面
 第3節 客観主義パラダイムと接面パラダイム
 第4節 明証的(エヴィデント)であることをめぐって
 第5節 接面パラダイムの素朴な認識論
 第6節 結びに代えて

第5章 精神療法におけるエヴィデンスとは何か 小林隆児
 第1節 自閉症にみられる独特な知覚体験─原初的知覚
 第2節 常に変化し続ける現象をいかにして把握するか
 第3節 乳幼児期の母子関係にみられる「甘え」のアンビヴァレンス
 第4節 臨床精神医学における症状や徴候の成り立ちを考える
 第5節 精神療法においてアンビヴァレンスはどのように現出するか
 第6節 精神療法におけるエヴィデンスとは何か
    ─「あまのじゃく」という関係病理を生み出したプロセスを振り返って

エピローグ 小林隆児

索引

装幀
◆新曜社デザイン室

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