近刊
人間科学におけるエヴィデンスとは何か
現象学と実践をつなぐ

「人を支援する実践」を支えるための質的研究とは? 自他の心に気づき,言葉にし,それを共有すること-保育・看護・医療・教育・心理臨床などの営みの質の向上を目指し,現象学の原理をもとに,理論と実践それぞれの立場から明快に提示する。
人間科学におけるエヴィデンスとは何か――目次
プロローグ 西 研
第1章 人文科学の本質学的展開 竹田青嗣
第1節 人文科学の危機
第2節 認識問題の解明と本質学
第3節 本質観取とは何か
第4節 本質学と解釈学
第5節 近代社会の理念的本質について
第6節 実践領域への現象学的適用
第2章 質的研究における現象学の可能性 山竹伸二
はじめに 自然科学に人間の解明はできるか?
第1節 質的研究の理論と問題点
第2節 質的研究としての現象学
第3節 人間科学と現象学的方法
第3章 人間科学と本質観取 西 研
はじめに ・現象学的な・人間科学とは?
第1節 フッサールの構想─反省的エヴィデンスと本質について
第2節 本質観取をどう行うか─なつかしさの本質を実例として
第3節 本質観取と人間科学
第4章 「接面」からみた人間諸科学 鯨岡 峻
第1節 「接面」という概念に行き着くまで
第2節 接面
第3節 客観主義パラダイムと接面パラダイム
第4節 明証的(エヴィデント)であることをめぐって
第5節 接面パラダイムの素朴な認識論
第6節 結びに代えて
第5章 精神療法におけるエヴィデンスとは何か 小林隆児
第1節 自閉症にみられる独特な知覚体験─原初的知覚
第2節 常に変化し続ける現象をいかにして把握するか
第3節 乳幼児期の母子関係にみられる「甘え」のアンビヴァレンス
第4節 臨床精神医学における症状や徴候の成り立ちを考える
第5節 精神療法においてアンビヴァレンスはどのように現出するか
第6節 精神療法におけるエヴィデンスとは何か
─「あまのじゃく」という関係病理を生み出したプロセスを振り返って
エピローグ 小林隆児
索引
装幀
◆新曜社デザイン室
プロローグ 西 研
第1章 人文科学の本質学的展開 竹田青嗣
第1節 人文科学の危機
第2節 認識問題の解明と本質学
第3節 本質観取とは何か
第4節 本質学と解釈学
第5節 近代社会の理念的本質について
第6節 実践領域への現象学的適用
第2章 質的研究における現象学の可能性 山竹伸二
はじめに 自然科学に人間の解明はできるか?
第1節 質的研究の理論と問題点
第2節 質的研究としての現象学
第3節 人間科学と現象学的方法
第3章 人間科学と本質観取 西 研
はじめに ・現象学的な・人間科学とは?
第1節 フッサールの構想─反省的エヴィデンスと本質について
第2節 本質観取をどう行うか─なつかしさの本質を実例として
第3節 本質観取と人間科学
第4章 「接面」からみた人間諸科学 鯨岡 峻
第1節 「接面」という概念に行き着くまで
第2節 接面
第3節 客観主義パラダイムと接面パラダイム
第4節 明証的(エヴィデント)であることをめぐって
第5節 接面パラダイムの素朴な認識論
第6節 結びに代えて
第5章 精神療法におけるエヴィデンスとは何か 小林隆児
第1節 自閉症にみられる独特な知覚体験─原初的知覚
第2節 常に変化し続ける現象をいかにして把握するか
第3節 乳幼児期の母子関係にみられる「甘え」のアンビヴァレンス
第4節 臨床精神医学における症状や徴候の成り立ちを考える
第5節 精神療法においてアンビヴァレンスはどのように現出するか
第6節 精神療法におけるエヴィデンスとは何か
─「あまのじゃく」という関係病理を生み出したプロセスを振り返って
エピローグ 小林隆児
索引
装幀
◆新曜社デザイン室