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支配的動物

ヒトの進化と環境

支配的動物
著者 P. エーリック
A. エーリック
鈴木 光太郎
ジャンル 環境・震災・都市・地域社会
出版年月日 2016/01/25
ISBN 9784788514607
判型・ページ数 A5・416ページ
定価 本体4,200円+税
在庫 在庫あり

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ヒトは地球の「支配的動物」となり君臨する一方で,膨大な人口による環境への負荷が文明崩壊の危機を招いている。食糧危機,生物種の絶滅,自然資源の枯渇,環境汚染,地球温暖化-深刻な状況にどう立ち向かい,どう乗り越えることができるのか?
支配的動物――目次

プロローグ
1章 ダーウィンの遺産とメンデルのメカニズム
進化する個体群
ダーウィンとウォレスの偉大な考え
島と自然淘汰
現代的総合
人為淘汰
ヒトの進化
遺伝子がすること
環境─遺伝子の進化的パートナー
進化研究の爆発

2章 土手の雑踏
地理的種分化
種はひとつの島のようなものではない─共進化

3章 はるか昔
生命の起源
化石の記録
ヒトへの道
文化の化石記録

4章 遺伝子と文化
文化の進化
ヒトの初期の文化
大いなる飛躍
言語と大いなる飛躍
文化と脳の進化
意識の謎
遺伝子と文化の共進化

5章 文化的進化─お互いをどのように関係づけるか
戦争の起源
農耕開始以降の文化
家族の定義と構造
家族から国家へ
社会規範と文化的進化のメカニズム

6章 知覚、進化、信念
文化による知覚の違い
知覚と環境問題
知覚と信念システム
人種と文化的進化

7章 人口の増減
チョウの個体数の動態
人口動態
家族計画の動き
人口爆発を抑える
人口増加の算術
将来的な人口増減
人口の高齢化

8章 文化的進化の歴史
歴史の始まり
歴史の基準
文化のパラドックス

9章 生(と死)の循環
生活資源
エネルギー
食物連鎖と物質循環
土壌と堆積物
気候との結びつき
ガイアの概念
生物圏の複雑性

10章 ヒトによる地球の支配と生態系
生態系産物、生態系サービス
生態系サービスの状態
環境への影響─3つの要因

11章 消費とそのコスト
消費を計算する
自然資本
消費パターン
私たちのためにほかの人々が払う代価
富める者と貧しい者の健康コスト
消費と農業
移住の影響
人口密度と伝染病

12章 新たな責務
土地利用の変化
農業とその変化
海洋─オープンアクセス資源
自然の均質化
有毒物質
エコロジカル・フットプリント
すべてを総合すると

13章 地球の大気の変化
酸性雨
オゾン層破壊
気候変動
地球高温化の範囲と結果
気候変動に対処する
核の冬
規模、閾値、非線形性、タイムラグ

14章 エネルギー─尽きかけているのか?
エネルギー利用
エネルギーの効率化が資源になる
代替エネルギー資源─再生可能エネルギー
化石燃料のほかの利用法
原子力
未来に向けて

15章 自然資本を救う
なぜ生物の多様性を守らなければならないのか?
生物多様性を守るための戦略
保護区と回廊
保護区と回廊を越えて
生態系の復元
自然資本を守る

16章 統治─予期せざる結果に対処する
グローバル化
統治の問題
企業と富
割引率と未来への重みづけ
展望能力
資源をめぐる争い
環境と国際的管理

エピローグ

あとがき
6年後
謝 辞
訳者あとがき
文献案内

用語解説
事項索引
人名索引

  装幀=新曜社デザイン室

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