[決定版]原発の教科書

[決定版]原発の教科書
著者 津田 大介
小嶋 裕一
ジャンル 環境・震災・都市・地域社会
出版年月日 2017/09/05
ISBN 9784788515369
判型・ページ数 A5変・368ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり

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原発新増設が着々と進む今,推進・反対の二項対立を超え,正確な知識に基づく前向きな議論のための「原発問題」スタンダード。廃炉,核武装,避難者,倫理他30テーマを各分野の第一人者が執筆。東浩紀,武田徹,泉田裕彦,小泉純一郎氏他も寄稿。
[決定版]原発の教科書――目次

巻頭によせて 津田大介

〈原発〉基礎知識 小嶋裕一
  原子力年表 / 原発地図 / 世論調査 / 東京電力福島第一原発事故概要 / 基本ワード

それでも醒めない「もんじゅの夢」 もんじゅ君

第?章 原発の現在
  論点整理
  [エネルギー基本計画] 偏りと漂流――現在のエネルギー政策について 橘川武郎
  [廃炉] 福島第一原子力発電所の廃炉の前途――混迷からの救出 佐藤暁
  [避難計画] 原発避難計画の問題点 上岡直見
  Column1 原発訴訟 河合弘之
  [避難者] 帰還政策が奪う地域の未来――福島県民に何が起きているのか? 山下祐介
  Column2 風評被害をめぐる「福島の食」の分断 小松理虔
  [原発輸出] 日本の原発輸出と核不拡散 鈴木真奈美
  Column3 不可解な「規制の虜」 黒川清
  INTERVIEW1 歴史に対して責任を果たしたい――元新潟県知事・泉田裕彦氏に聞く(津田大介)

第?章 原発を考えるための4つのポイント
  論点整理
  [供給安定性] エネルギー安全保障から見た原子力 秋山信将
  [環境性] 地球温暖化対策と原子力発電 高村ゆかり
  [経済性] 原子力発電事業のリスクとコスト――持続可能性を検証する 高橋洋
  Column4 原発に関する安全安心 神里達博
  [安全性] どこまで安全であれば十分安全か? 佐藤暁
  Column5 核融合発電の可能性 小嶋裕一
  講演 夢からさめたこの国は、これからどこに向かうのか 小泉純一郎

第?章 「核」か「原子力」か
  論点整理
  [核武装] 核燃料サイクルと独自核武装の“幻影” 太田昌克
  Column6 独自核戦力のコストと核武装の代償 武田康裕
  [日米原子力協定] 日米原子力協定――日本の再処理とプルトニウム保有への米国の懸念
  新外交イニシアティブ 日米原子力エネルギープロジェクトチーム
                   (猿田佐世・平野あつき・久保木太一・西原和俊)
  [六ヶ所村] 核燃料サイクルと「六ヶ所村」 長谷川公一
  [放射性廃棄物] 日本における高レベル放射性廃棄物の最終処分の状況と問題点 伴英幸
  [オンカロ] 「オンカロ」レポート 核のごみの最終処分場を訪ねて 小嶋裕一
  [合意形成] 「核のごみ」最終処分場にかかわる合意形成のために 今田高俊
  INTERVIEW2 誰にも保障できない10万年後の安全
  映画監督・マイケル・マドセン氏に聞く(津田大介)

第?章 原発の未来
  論点整理
  [脱原子力] 脱原子力を決めたドイツ──背景と課題 熊谷徹
  [交付金] 原発立地自治体と交付金 清水修二
  Column7 もし本気で脱原発を望むのなら 武田徹
  [立地自治体] 原発が亡びても地方は生き残る 村上達也
  [核燃料サイクル] 原子力政策の今後──対立を超えて、根本的改革に取り組め 鈴木達治郎
  Column8 風評の固定を生む、福島の語りにくさ 小松理虔
  Column9 囚人のジレンマと福島第一原発事故 武田徹
  [倫理] 原発は倫理的存在か 東浩紀
  鼎談 なぜ我々は「原発」を忘れたいのか――報道・ネット空間・無気力の連鎖から、先へ
  東浩紀 × 津田大介 × 小嶋裕一

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2,400円+税

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