男女平等は進化したか
男女共同参画基本計画の策定,施策の監視から

著者 | 鹿嶋 敬 著 |
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ジャンル | 社会学 > 家族・女性・ジェンダー |
出版年月日 | 2017/07/15 |
ISBN | 9784788515284 |
判型・ページ数 | 4-6・360ページ |
定価 | 本体3,600円+税 |
在庫 | 在庫あり |
女性活躍推進は手段,男女共同参画社会がゴール。進化の鍵は男性中心型労働慣行の変革と固定的性別役割分業意識の解消である!男女共同参画を推進してきた第一人者が第一次~第四次計画策定と監視のすべてを明かし,男女平等の針路を力強く説く。
男女平等は進化したか――目次
はじめに
第1章 男女共同参画社会 形成に向けての歩み
第1節 答申から閣議決定まで
1 二段階の諮問と答申
2 男女共同参画か、男女平等か
3 選択的夫婦別氏制をめぐって
4 固定的性別役割分担をめぐって
第2節 なぜ男性中心型労働慣行の変革が必要か
1 一九九〇年代前半の試行錯誤
2 「個人」や「私」重視の機運――九〇年代の高まり
3 「生活大国5か年計画」の限界
4 ジェンダーの視点が盛り込まれた「男女共同参画型社会と企業」
5 固定的性別役割分担意識の変遷――世論調査結果から
6 男性中心型労働慣行は本当に変革できるのか
第3節 主流化した「女性活躍」
1 女性活躍推進のルーツ
2 ポジティブ・アクションの実現方法
3 女性活躍推進政策の主流化
4 北欧諸国に見るジェンダー主流化の戦略
5 女性活躍推進はプロセス、ゴールは男女共同参画社会の形成
6 男女共同参画と女性活躍 親子の関係
第2章 男女平等 進化の過程――男女共同参画基本計画から読み解く
第1節 男女共同参画社会基本法の制定(一九九九年)以前
1 男女共同参画ビジョン、2000年プラン以前の状況
2 男女共同参画ビジョン――北京会議の影響力
3 男女共同参画2000年プラン
第2節 第一次男女共同参画基本計画(二〇〇一~〇五年度)の策定
1 企業中心型社会をめぐる議論
2 リプロダクティブ・ヘルス/ライツへの関心
3 広義の男女共同参画の重要性
第3節 第二次男女共同参画基本計画(二〇〇六~一〇年度)の策定
1 ジェンダーをめぐる議論
2 第二次基本計画の策定スタート――ジェンダーの扱いをめぐる攻防
3 第二次基本計画答申後のジェンダー論議
第4節 第三次男女共同参画基本計画(二〇一一~一五年度)の策定
1 第三次基本計画の模索
2 男女共同参画はセカンドステージに
3 固定的性別役割分担を前提とした制度・慣行の見直し
4 男性片働きを誘導する税制・社会保障制度の見直し
5 同一賃金・ジェンダー予算・ジェンダー統計
6 男性にとっての男女共同参画
第5節 第四次男女共同参画基本計画(二〇一六~二〇年度)の模索
――男性中心型労働慣行等の変革と「自らの意思」の強調
1 男女共同参画の遊離感 解消へ
2 202030の目標――二〇二〇年指導的地位の女性を
3 リプロダクティブ・ヘルス/ライツの重要性
4 男性中心型労働慣行等の変革
5 男女共同参画が目指すべき社
第3章 男女共同参画施策の監視と男女共同参画会議が果たす役割
第1節 男女共同参画行政の「監視」とは何か
1 「監視」は男女共同参画社会基本法に基づく機能
2 監視にかかわる専門調査会
第2節 監視専門調査会は男女共同参画行政をどう「監視」してきたか
1 苦情処理・監視専門調査会時代の監視報告書
2 監視・影響調査専門調査会時代の監視報告書
3 監視専門調査会時代の意見等
第3節 監視専門調査会の閉幕
1 廃止になった監視専門調査会
2 報告書で繰り返し語られる重要キーワード
第4章 男女共同参画会議で総理はどう発言してきたか
第1節 総理が語る男女共同参画
第2節 総理発言に見る総理の印象記
1 小泉総理から福田総理まで
2 麻生総理から安倍総理まで
第5章 この国に男女共同参画は根づくのか
第1節 固定的性別役割分担との闘い
1 性別役割分担意識をめぐっ
2 家事分担・夫の家事時間
3 働く女性支える「保育所」と「親」
第2節 脱セカンド・シフトの時代
1 仕事と家庭の両立をめぐって
2 第一のステージ、固定的性別役割分担「定着と揺らぎの時代」
3 第二のステージ、「きしみの時代」
4 第三のステージ、「脱セカンド・シフトの時代」
5 米国は子ども中心社会での男女平等を模索
第3節 「ワーク・ライフ・バランス」「同一価値労働同一賃金」「性的マイノリティ」を
手がかりに考える
1 ワーク・ライフ・バランスの推進と固定的性別役割分担の解消
2 同一価値労働同一賃金と同一労働同一賃金
3 性的マイノリティの位置づけ
4 ダイバーシティ(多様性)の必要性
終章 ゴールは男女共同参画社会の形成
1 制度が変わらなければ、女性の活躍推進もかけ声倒れ
2 男女共同参画社会の形成に向けて
おわりに
索引
装幀 鈴木敬子(pagnigh‐magnigh)
組版 武 秀樹/図版制作 谷崎文子
はじめに
第1章 男女共同参画社会 形成に向けての歩み
第1節 答申から閣議決定まで
1 二段階の諮問と答申
2 男女共同参画か、男女平等か
3 選択的夫婦別氏制をめぐって
4 固定的性別役割分担をめぐって
第2節 なぜ男性中心型労働慣行の変革が必要か
1 一九九〇年代前半の試行錯誤
2 「個人」や「私」重視の機運――九〇年代の高まり
3 「生活大国5か年計画」の限界
4 ジェンダーの視点が盛り込まれた「男女共同参画型社会と企業」
5 固定的性別役割分担意識の変遷――世論調査結果から
6 男性中心型労働慣行は本当に変革できるのか
第3節 主流化した「女性活躍」
1 女性活躍推進のルーツ
2 ポジティブ・アクションの実現方法
3 女性活躍推進政策の主流化
4 北欧諸国に見るジェンダー主流化の戦略
5 女性活躍推進はプロセス、ゴールは男女共同参画社会の形成
6 男女共同参画と女性活躍 親子の関係
第2章 男女平等 進化の過程――男女共同参画基本計画から読み解く
第1節 男女共同参画社会基本法の制定(一九九九年)以前
1 男女共同参画ビジョン、2000年プラン以前の状況
2 男女共同参画ビジョン――北京会議の影響力
3 男女共同参画2000年プラン
第2節 第一次男女共同参画基本計画(二〇〇一~〇五年度)の策定
1 企業中心型社会をめぐる議論
2 リプロダクティブ・ヘルス/ライツへの関心
3 広義の男女共同参画の重要性
第3節 第二次男女共同参画基本計画(二〇〇六~一〇年度)の策定
1 ジェンダーをめぐる議論
2 第二次基本計画の策定スタート――ジェンダーの扱いをめぐる攻防
3 第二次基本計画答申後のジェンダー論議
第4節 第三次男女共同参画基本計画(二〇一一~一五年度)の策定
1 第三次基本計画の模索
2 男女共同参画はセカンドステージに
3 固定的性別役割分担を前提とした制度・慣行の見直し
4 男性片働きを誘導する税制・社会保障制度の見直し
5 同一賃金・ジェンダー予算・ジェンダー統計
6 男性にとっての男女共同参画
第5節 第四次男女共同参画基本計画(二〇一六~二〇年度)の模索
――男性中心型労働慣行等の変革と「自らの意思」の強調
1 男女共同参画の遊離感 解消へ
2 202030の目標――二〇二〇年指導的地位の女性を
3 リプロダクティブ・ヘルス/ライツの重要性
4 男性中心型労働慣行等の変革
5 男女共同参画が目指すべき社
第3章 男女共同参画施策の監視と男女共同参画会議が果たす役割
第1節 男女共同参画行政の「監視」とは何か
1 「監視」は男女共同参画社会基本法に基づく機能
2 監視にかかわる専門調査会
第2節 監視専門調査会は男女共同参画行政をどう「監視」してきたか
1 苦情処理・監視専門調査会時代の監視報告書
2 監視・影響調査専門調査会時代の監視報告書
3 監視専門調査会時代の意見等
第3節 監視専門調査会の閉幕
1 廃止になった監視専門調査会
2 報告書で繰り返し語られる重要キーワード
第4章 男女共同参画会議で総理はどう発言してきたか
第1節 総理が語る男女共同参画
第2節 総理発言に見る総理の印象記
1 小泉総理から福田総理まで
2 麻生総理から安倍総理まで
第5章 この国に男女共同参画は根づくのか
第1節 固定的性別役割分担との闘い
1 性別役割分担意識をめぐっ
2 家事分担・夫の家事時間
3 働く女性支える「保育所」と「親」
第2節 脱セカンド・シフトの時代
1 仕事と家庭の両立をめぐって
2 第一のステージ、固定的性別役割分担「定着と揺らぎの時代」
3 第二のステージ、「きしみの時代」
4 第三のステージ、「脱セカンド・シフトの時代」
5 米国は子ども中心社会での男女平等を模索
第3節 「ワーク・ライフ・バランス」「同一価値労働同一賃金」「性的マイノリティ」を
手がかりに考える
1 ワーク・ライフ・バランスの推進と固定的性別役割分担の解消
2 同一価値労働同一賃金と同一労働同一賃金
3 性的マイノリティの位置づけ
4 ダイバーシティ(多様性)の必要性
終章 ゴールは男女共同参画社会の形成
1 制度が変わらなければ、女性の活躍推進もかけ声倒れ
2 男女共同参画社会の形成に向けて
おわりに
索引
装幀 鈴木敬子(pagnigh‐magnigh)
組版 武 秀樹/図版制作 谷崎文子