モダニティの想像力

文学と視覚性

モダニティの想像力
著者 中川 成美
ジャンル 文学・エッセイ
出版年月日 2009/03/31
ISBN 9784788511477
判型・ページ数 4-6・392ページ
定価 本体3,400円+税
在庫 在庫あり

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蒸気機関,写真機,映画などの〈近代〉の革命は人間の視覚に大きな変容をもたらし,文学にも無視できない影響を与えた。映画,絵画,写真,旅行記などを手がかりに,文学的想像力と視覚性の関係を探り,文化理論,ナショナリズム論にまで及ぶ意欲作。
モダニティの想像力――文学と視覚性 目次
モダニティの想像力――文学と視覚性 目次序論 文学的想像力と視覚性――モダニティの経験

第一部 モダニティの視覚性
第一章 旅する視覚――ツーリズムと国民国家
第二章 漱石の二十世紀――動く肖像写真
第三章 新感覚派という〈現象〉――モダニズムの時空
第四章 モダニズムはざわめく――モダニティと<日本><近代><文学>
第五章 近代における視覚性の変容と「日本文化」

第二部 視覚のなかの文学的想像力
第六章 ヴィジュアリティのなかの樋口一葉――文学的想像力とシネマ-イマージュ
第七章 健三の「記憶」・漱石の「記憶」――『道草』との対話
第八章 小林多喜二・女性・労働――「安子」と大衆メディア
第九章 視覚という〈盲目〉――多和田葉子『旅をする裸の眼』の言語実験

第三部 映像の言語・身体の知覚
第十章 女性労働表象としての〈聖なるビッチ〉――ジョーン・クロフォードとハリウッド映画産業の文化構造
第十一章 『帝国の銀幕』を読む
第十二章 二十世紀の言語論的転回と身体の知覚――安西冬衛「春」論
第十三章 戦争を始める国で――アメリカ、〈法〉、モダニズム、そして日本文学
第十四章 同じテクストを読む――日本文学研究と〈日本文学〉

あとがき
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