ひき裂かれた〈わたし〉
思想としての志賀直哉

西洋文化と伝統文化が入り混じり,ものを見たり考えたりする主体=〈わたし〉を二つ持つようになった日本人。二つの〈わたし〉の葛藤によりひき裂かれた大作家志賀直哉の精神を比較思想・比較文化論の観点から読み解き,日本文化論に再考を迫る。
ひき裂かれた〈わたし〉 目次
序 章 〈わたし〉について
第一章 〈わたし〉の解体―『城の崎にて』を読む
第二章 父と子―血縁の父と父なる神とのはざまで
第三章 神経衰弱―『濁った頭』をめぐって
第四章 〈わたし〉の分裂―苦悩の本質
第五章 〈わたし〉の消滅―血縁の父と自然との和解
終 章 〈わたし〉のなりたち―父と神と自然と
参考文献
略年譜
あとがき
索 引
装幀―虎尾 隆
序 章 〈わたし〉について
第一章 〈わたし〉の解体―『城の崎にて』を読む
第二章 父と子―血縁の父と父なる神とのはざまで
第三章 神経衰弱―『濁った頭』をめぐって
第四章 〈わたし〉の分裂―苦悩の本質
第五章 〈わたし〉の消滅―血縁の父と自然との和解
終 章 〈わたし〉のなりたち―父と神と自然と
参考文献
略年譜
あとがき
索 引
装幀―虎尾 隆