乳幼児は世界をどう理解しているか

実験で読みとく赤ちゃんと幼児の心

乳幼児は世界をどう理解しているか
著者 外山 紀子
中島 伸子
ジャンル 心理学・認知科学・臨床 > 発達・教育
出版年月日 2013/03/20
ISBN 9784788513372
判型・ページ数 4-6・264ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり

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無力で未熟にみえる赤ちゃんや幼児の,驚くべき認知能力をつぎつぎ明らかにしている心理学 -しかし,物言わぬ赤ちゃんの心をどのようにして調べるのか? 心理学の実験的な方法の醍醐味を味わいながら,乳幼児の心の世界を探検する心理学ツアーへの招待。
乳幼児は世界をどう理解しているか─目次

1章 実験から乳幼児の心を探る

2章 乳児の有能さ
1  人に対する感受性
2  乳児の記憶――因果性の役割
3  世界の区別
おわりに
〈実験紹介〉自閉症児のバイオロジカル・モーション知覚

3章 乳幼児の記憶
1  短期記憶と長期記憶の発達
2  思い出という形での記憶の発達
3  目撃記憶――子どもの証言は信用できるか
4  記憶発達をもたらす知識
おわりに
〈実験紹介〉幼児期健忘の終焉時期はいつか? 3歳以前に経験した出来事についての記憶

4章 生き物をどう理解しているか
1  生物概念
2  発達についての理解
3  病気に関する理解
4  食べ物の汚染
おわりに
〈実験紹介〉食べ物の汚染理解の文化差

5章 心をどう理解しているか
1  心の理論
2  誤信念課題再考
3  「心の理論」の萌芽
4  嘘をつくこと
おわりに
〈実験紹介〉二次的信念課題

6章 物の世界をどう理解しているか
1  乳児期の素朴物理学――物の世界についての乳児の理解
2  大人の素朴概念と乳幼児期の素朴物理学のつながり
3  天文学領域の概念発達――地球は丸い? それとも平ら?
おわりに
〈実験紹介〉乳児研究における注視課題と探索課題

7章 自分をどう理解しているか
1  自己像認知の発達――子どもはどのようにして自分の見た目(顔や姿)を知るのか?
2  乳児にみる自己理解の発生基盤――鏡の中の自分に気づく前
3  幼児期の自己概念
おわりに
〈実験紹介〉3分前の自分の映像と、今ここで感じている自分との結びつき

あとがき
文献  (7)
索引  (1)

  装幀=難波園子
イラスト=福林春乃

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