インタビューという実践

著者 | 斎藤 清二 編 山田 富秋 編 本山 方子 編 |
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ジャンル | 心理学・認知科学・臨床 > 概論・研究法 |
シリーズ | 質的心理学フォーラム選書 |
出版年月日 | 2014/04/21 |
ISBN | 9784788513778 |
判型・ページ数 | 4-6・216ページ |
定価 | 本体1,800円+税 |
在庫 | 在庫あり |
社会学,心理学,医学,看護学,教育学垣根を越えたインタビュー実践者が,研究・臨床の現場でどんな問題にぶつかり,乗り越えようとしているのか。その実際を共有し,質的研究の豊かな知を開放する。学会と読者を架橋する,シリーズ第一巻!
インタビューという実践――目次
「質的心理学フォーラム選書」シリーズへの序文
はじめに――インタビューという実践 本山方子
1章 インタビューとフィールドワーク 山田富秋
はじめに 1
1 社会学的調査におけるインタビューの困難
2 対象者の生活世界とアクティヴ・インタビュー
3 フィールドにおけるインタビューの役割
4 結論――フィールドにおける詩的理解について
2章 インタビューと臨床実践――関係性と語りをめぐって 斎藤清二
はじめに
1 インタビューとは何か
2 臨床面接とは何か
3 臨床面接の構造と「関係」
4 臨床における物語面接再考
3章 「分からないことが分かる」ということ
――調査協力者への共感をめぐって 石川良子
はじめに
1 当事者の視点に立った研究の挫折
2 当事者への共感が孕む問題性
3 分からないことが分かる
4 おわりに――当事者の言葉を「翻訳」するということ
4章 知の創出と洗練――科学の実践としてのインタビュー 大森純子
はじめに
1 多様なインタビューの形態
2 1章と2章の共通点――インタビューの成立要件と実践の特性
3 語り・ナラティブの手法としてのインタビュー
4 実践と研究の関係
5 事象の存在と多面性に光を当てる?概念?
6 事象に埋もれた暗黙知を形式知へ
7 知の創出から洗練プロセスへ
8 科学の実践手段――インタビュー
5章 対話空間を作る――インタビュー実践としてのセラピー 森岡正芳
はじめに
1 関係性――インタビュー実践の基盤
2 ディスコースとしての面接
3 対話空間の構成
4 インタビューのなかのダイナミズム
5 応答的他者として
6章 開かれた対話としてのインタビュー 岡本依子
はじめに
1 インタビュー実践の概要
2 インタビューとはどのような場か
3 インタビュアーとインタビュイーの関係性
4 インタビュイーはだれに語っているか
5 当事者性と他者性
7章 インタビューにおける語りの扱いの相違
――ある女性の〈非科学的〉な語りをもとに 宮内 洋
はじめに
1 第一のタイプ
2 第二のタイプ
3 第三のタイプ
4 「フィールドワークを伴ったアクティブインタビュー法」とは何か
5 終わりに
8章 共有点と課題 斎藤清二・山田富秋
はじめに
1 相互行為としてのインタビューをめぐって
2 インタビューにおける協同構成論を超える
3 可変的な関係性に対する感受性――結びにかえて
9章 問題の再提起とリプライ――理解・共感・関係をめぐって
他者の経験の「身体的理解」と「共感」 齊藤由香
はじめに
1 身体的理解
2 共感の生まれるところ
インタビューにおける語りの顕在化と潜在化
――語り手と聴き手の関係性によって
見えてくる/見えなくなるもの 家島明彦
はじめに
1 インタビューにおける「経験共有幻想」
2 「顕在化する語り」と「潜在化する語り」
著者から 石川良子
編者から 山田富秋・斎藤清二
あとがき
文 献 (1)
装釘=臼井新太郎
装画=やまもとゆか
「質的心理学フォーラム選書」シリーズへの序文
はじめに――インタビューという実践 本山方子
1章 インタビューとフィールドワーク 山田富秋
はじめに 1
1 社会学的調査におけるインタビューの困難
2 対象者の生活世界とアクティヴ・インタビュー
3 フィールドにおけるインタビューの役割
4 結論――フィールドにおける詩的理解について
2章 インタビューと臨床実践――関係性と語りをめぐって 斎藤清二
はじめに
1 インタビューとは何か
2 臨床面接とは何か
3 臨床面接の構造と「関係」
4 臨床における物語面接再考
3章 「分からないことが分かる」ということ
――調査協力者への共感をめぐって 石川良子
はじめに
1 当事者の視点に立った研究の挫折
2 当事者への共感が孕む問題性
3 分からないことが分かる
4 おわりに――当事者の言葉を「翻訳」するということ
4章 知の創出と洗練――科学の実践としてのインタビュー 大森純子
はじめに
1 多様なインタビューの形態
2 1章と2章の共通点――インタビューの成立要件と実践の特性
3 語り・ナラティブの手法としてのインタビュー
4 実践と研究の関係
5 事象の存在と多面性に光を当てる?概念?
6 事象に埋もれた暗黙知を形式知へ
7 知の創出から洗練プロセスへ
8 科学の実践手段――インタビュー
5章 対話空間を作る――インタビュー実践としてのセラピー 森岡正芳
はじめに
1 関係性――インタビュー実践の基盤
2 ディスコースとしての面接
3 対話空間の構成
4 インタビューのなかのダイナミズム
5 応答的他者として
6章 開かれた対話としてのインタビュー 岡本依子
はじめに
1 インタビュー実践の概要
2 インタビューとはどのような場か
3 インタビュアーとインタビュイーの関係性
4 インタビュイーはだれに語っているか
5 当事者性と他者性
7章 インタビューにおける語りの扱いの相違
――ある女性の〈非科学的〉な語りをもとに 宮内 洋
はじめに
1 第一のタイプ
2 第二のタイプ
3 第三のタイプ
4 「フィールドワークを伴ったアクティブインタビュー法」とは何か
5 終わりに
8章 共有点と課題 斎藤清二・山田富秋
はじめに
1 相互行為としてのインタビューをめぐって
2 インタビューにおける協同構成論を超える
3 可変的な関係性に対する感受性――結びにかえて
9章 問題の再提起とリプライ――理解・共感・関係をめぐって
他者の経験の「身体的理解」と「共感」 齊藤由香
はじめに
1 身体的理解
2 共感の生まれるところ
インタビューにおける語りの顕在化と潜在化
――語り手と聴き手の関係性によって
見えてくる/見えなくなるもの 家島明彦
はじめに
1 インタビューにおける「経験共有幻想」
2 「顕在化する語り」と「潜在化する語り」
著者から 石川良子
編者から 山田富秋・斎藤清二
あとがき
文 献 (1)
装釘=臼井新太郎
装画=やまもとゆか