近刊
林知己夫の生涯
データサイエンスの開拓者がめざしたもの

「データとは何か」を考えつづけ,今日のデータサイエンス繁栄の基礎をきずいた統計学者・林知己夫。その破天荒な生涯をたどりながら,彼の「データの科学」の独創性と今日的重要性を説く。初めての「林知己夫伝」の試み。
林知己夫の生涯――目次
はじめに
第一章 昭和初期の「その」時代
1 夢見る少年の誕生
2 音楽に傾倒する
3 音楽とスポーツと読書三昧の日々
4 統計学者フォン・ミーゼス
5 陸軍航空技術中尉として
6 人の生死を左右するデータの重み
7 数学者を志す
第二章 統計数理か数理統計か
1 文部省統計数理研究所入所と恩師の死
2 「統計数理」か「数理統計」か論争
3 フィッシャーとピアソン論争
4 確率論と哲学
5 サンプリング調査の魅力と将来への抱負
第三章 サンプリング調査の醍醐味
1 「日本人の読み書き能力」調査
2 「日本人の国民性調査」の幕開け
3 野うさぎの数を数える調査のはじまり
4 自然環境保護問題の国際比較
第四章 数量化理論形成の道程
1 仮釈放の研究
2 数量化理論の萌芽
3 ガットマンとの「出会い」
4 数量化理論の開発
5 計算機活用の時代
6 医学界の統計処理に物申す
第五章 在外研究遠征記
1 林の結婚
2 ガットマンに会うためにイスラエルへ
3 ガットマンの人物像
4 ファセット理論
5 データの持つ複雑さとの奮闘
6 イギリスの大学をめぐり歩く
7 ロンドンでの優雅な時間
8 アメリカでガットマンと会う
9 国際比較研究への意欲
第六章 マーケティングリサーチと多次元尺度解析研究会
1 マーケティングリサーチに取り組む
2 視聴率の予測
3 現場主義
4 多次元尺度解析研究会
5 最小次元解析
6 非計量的MDS
7 SSA と MDA
8 お化け調査
第七章 科学基礎論学会と行動計量学会
1 科学基礎論の重要性
2 人間の行動を計量する
3 行動計量学会の設立と水野欽司
4 成長・進化する行動計量学会
5 行動計量学への思い
第八章 国際比較調査研究の筋道
1 国民性調査から国際比較調査へ
2 フランスの重鎮、分類学の大家、ベンゼクリと会う
3 ベンゼクリの統計思想
4 統計の日仏交流
5 データマイニングという手法の必要性
第九章 データサイエンスという思想
1 データサイエンスとは
2 データサイエンスの思想の流れ
3 データサイエンスの将来
第十章 わが魂の燃え尽きざる如く
1 生涯の最後の仕事
2 国際研究交流を推進する
3 最後のメッセージ
4 倶会一処
おわりに
特別寄稿
林知己夫先生の思い出 木下冨雄
注
林知己夫年譜
参考文献
索引
装幀―虎尾 隆
はじめに
第一章 昭和初期の「その」時代
1 夢見る少年の誕生
2 音楽に傾倒する
3 音楽とスポーツと読書三昧の日々
4 統計学者フォン・ミーゼス
5 陸軍航空技術中尉として
6 人の生死を左右するデータの重み
7 数学者を志す
第二章 統計数理か数理統計か
1 文部省統計数理研究所入所と恩師の死
2 「統計数理」か「数理統計」か論争
3 フィッシャーとピアソン論争
4 確率論と哲学
5 サンプリング調査の魅力と将来への抱負
第三章 サンプリング調査の醍醐味
1 「日本人の読み書き能力」調査
2 「日本人の国民性調査」の幕開け
3 野うさぎの数を数える調査のはじまり
4 自然環境保護問題の国際比較
第四章 数量化理論形成の道程
1 仮釈放の研究
2 数量化理論の萌芽
3 ガットマンとの「出会い」
4 数量化理論の開発
5 計算機活用の時代
6 医学界の統計処理に物申す
第五章 在外研究遠征記
1 林の結婚
2 ガットマンに会うためにイスラエルへ
3 ガットマンの人物像
4 ファセット理論
5 データの持つ複雑さとの奮闘
6 イギリスの大学をめぐり歩く
7 ロンドンでの優雅な時間
8 アメリカでガットマンと会う
9 国際比較研究への意欲
第六章 マーケティングリサーチと多次元尺度解析研究会
1 マーケティングリサーチに取り組む
2 視聴率の予測
3 現場主義
4 多次元尺度解析研究会
5 最小次元解析
6 非計量的MDS
7 SSA と MDA
8 お化け調査
第七章 科学基礎論学会と行動計量学会
1 科学基礎論の重要性
2 人間の行動を計量する
3 行動計量学会の設立と水野欽司
4 成長・進化する行動計量学会
5 行動計量学への思い
第八章 国際比較調査研究の筋道
1 国民性調査から国際比較調査へ
2 フランスの重鎮、分類学の大家、ベンゼクリと会う
3 ベンゼクリの統計思想
4 統計の日仏交流
5 データマイニングという手法の必要性
第九章 データサイエンスという思想
1 データサイエンスとは
2 データサイエンスの思想の流れ
3 データサイエンスの将来
第十章 わが魂の燃え尽きざる如く
1 生涯の最後の仕事
2 国際研究交流を推進する
3 最後のメッセージ
4 倶会一処
おわりに
特別寄稿
林知己夫先生の思い出 木下冨雄
注
林知己夫年譜
参考文献
索引
装幀―虎尾 隆