質的研究のための「インター・ビュー」

質的研究のための「インター・ビュー」
著者 S. クヴァール
能智 正博
徳田 治子
ジャンル 心理学・認知科学・臨床 > 概論・研究法
シリーズ SAGE質的研究キット
出版年月日 2016/04/15
ISBN 9784788514751
判型・ページ数 A5・272ページ
定価 本体2,700円+税
在庫 在庫あり

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インタビュー実践の具体的なノウハウを余すところなく伝えつつ,質的研究におけるインタビューのあり方を奥行きをもって考察。インタビュー研究の初心者がまず読むべき入門書であり,経験者にとっても,実践を振り返り発展させる契機となる一冊。
◆「SAGE質的研究キット」シリーズ
質的研究のための「インター・ビュー」――目次

編者から(ウヴェ・フリック)
「SAGE 質的研究キット」の紹介
質的研究とは何か
質的研究をどのように行うか
「SAGE 質的研究キット」が扱う範囲
本書について(ウヴェ・フリック)
はじめに
本書のねらい
本書の構成
本書の焦点
謝  辞

1 章 インタビュー調査ことはじめ
 3 つのインタビュー事例
 歴史と社会科学のなかでのインタビュー調査
 方法論的・倫理的諸問題

2 章 インタビュー実践の認識論に関わる問題
 質的な調査インタビューにおける理解の様式
 質的な調査インタビューにおける力関係の不均衡
 哲学的対話と臨床面接の間に位置する調査インタビュー
 インタビュアーは鉱夫か旅人か
 インタビューの知に関わる認識論

3 章 インタビュー実践の倫理的課題
 道徳的探求としてのインタビュー実践
 インタビュー研究全体を通じた倫理的課題
 倫理ガイドライン
 インタビュー調査におけるミクロな倫理とマクロな倫理

4 章 インタビュー調査を計画する
 インタビューを使った探求の7 段階
 インタビュー調査のテーマ設定
 インタビュー調査のデザイン
 混合法
 方法と職人技のはざまにあるインタビュー実践

5 章 インタビューを実施する
 成績について教室で行なわれたインタビュー
 インタビューの場の設定
 インタビューの台本作り
 インタビュアーの問い
 追加質問の技法

6 章 インタビューの多様なかたち
 インタビューの対象者
 インタビューの諸形式
 直面的なインタビュー

7 章 インタビューの質
 ハムレットのインタビュー
 インタビューの質
 すぐれたインタビュアーであるための条件
 インタビュー調査の質に関してありがちな異論
 誘導的な質問
 学術的責任と倫理的責任の緊張

8 章 インタビューを文字に起こす
 話し言葉と書き言葉
 インタビューを記録する
 インタビューの文字起こし
 文字起こしの信頼性と妥当性
 インタビューの分析のためのコンピュータ・ツール

9 章 インタビューを分析する
 インタビューの分析をインタビュー研究に統合する
 分析の諸様式
 意味に注目した分析
 言語形式に注目した分析
 ブリコラージュとしてのインタビュー分析
 理論的な読みとしてのインタビュー分析

10 章 インタビューから得られた知の妥当化と一般化
 インタビューから得られた知の客
 オブジェクティヴィティ
 観性
 インタビューから得られた知の信頼性と妥当性
 職人性の質としての妥当性
 コミュニケーションによる妥当性とプラグマティックな妥当性
 インタビュー調査からの一般化

11 章 インタビューの知を報告する
 インタビューの報告の対照的な受け取り手
 インタビューの報告を仕上げる
 インタビューの報告の質を高める

12 章 インタビューの質のさらなる向上に向けて
 インタビュー実践の職人技を学ぶ
 インタビューの知の価値
 インタビューの知の認識論と倫理についての概念

 訳者あとがき
 用語解説
 文 献
 人名索引
 事項索引

 装幀=新曜社デザイン室

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